
只見川の錦鯉の放流に思う
平成17年10月1日、福島県大沼郡三島町の只見川の錦鯉を放流してきました。平成5年の秋より放流を開始して12年になりますが、町の人からは見たとか釣った人がいたとか話を聞きますが、年に1、2度ぐらいしか行かない私には見る事が出来ず残念ですが、居るという話を聞くと放流にも力が入ります。今回は50cm位の鯉が主流で、約70〜80匹放流しました。只見川と支流の大川の合流点に主に放しました。川の水に慣れるまで4,5匹位の群をなして廻放していますがそのうちに慣れると本流を泳いでいってしまいます。永い間、飼育していた鯉と別れるのは元気に生きていてくれると思う気持ちと、一抹の寂しさを感じます。今年は宿に近い所にもう1カ所、放流に適した所があったのでそこへ放流しました。宿の女将さんに来てもらい残飯でも良いから撒いて下さいと頼んだら早速持って来てくれて撒いてくれました。餌付けばそこに居付くかもしれません。その日は一泊し翌朝見に行ったら泳いでいましたので元気でいてくれよと祈りつつ帰路に着きました。10月14日に宿へ電話をしたら未だ居るのと話しでしたので安心しました。多分寒くなれば本流に下ると思います。10余年も放流を続けましたが、余りにも川が大き過ぎて見えるようにはなりませんでした。あまりにも夢が大き過ぎたので自分としては分度をわきまえない計画を立てすぎたことに少し後悔もしてありますが、遠大過ぎた遊びだったと思ってあきらめています。
2005年 山ちゃんの瓦版 第80号